ロゴ制作のご相談

LINEで気軽に相談

ロゴ制作・ロゴデザインを依頼するならsynchlogo(シンクロゴ)

ロゴコラム

COLUMN

【不動産会社のロゴ作成】不動産業におけるロゴデザインの傾向

カテゴリー

【目次】

1.年々増え続ける不動産会社のロゴ

不動産とは読んで字のごとく、「動かすことのできない財産」のことで、土地や建物、その他自然や人工の資産などのことを指します。そして不動産業とは、それらを取引、管理、開発、投資、仲介などの事業のことで、大企業から個人経営まで、大小さまざまな規模で行われています。

全国の不動産業の事業者は年々増えており、その法人数を見てみると、平成11年は約26万社だったのに対し、平成30年時点では33万社まで増加しています(公益財団法人不動産流通推進センターによる)。そして不動産業のロゴも徐々に増え、現在では様々な種類のデザインが見られるようになっています。しかしそれらのロゴを細かく分析していくと、やはり不動産業ならではの特性を踏まえた、不動産業らしいデザインの傾向が見られることが分かりました。

そこでここでは不動産業における、ロゴデザインの傾向をご紹介していこうと思います。

2.不動産という業種ならではのロゴデザインテーマ設定

事例を調べていくと、以下の5テーマが不動産という業種において特に多く見られたロゴデザインのテーマでした。

・安心
・繋がり
・絆(信頼関係)
・人
・未来

調査したロゴはいずれもこれらのテーマに沿ったモチーフや図形によってデザインされ、不動産会社らしい意味やメッセージの込められたものに出来上がっていました。

それでは以下、各テーマ設定ごとの、代表的な不動産ロゴ事例をご紹介していきましょう。

安心をテーマにデザインされた不動産ロゴ

家を購入する時、アパートを借りる時、土地を売却する時など、不動産にまつわる契約等を実行する時、必ず何らかの不安がつきまといます。なぜなら不動産が人の生活の一部で、生活に不可欠な要素として挙げられる「衣食住」の一つに挙げられるほど重要なものであるからです。ですので不動産会社でまず大切とされるイメージは「安心」で、この会社なら大丈夫、この宅建士なら心配ないというのが、お客様が最初に見る点ではないかと思います。

それではまず、その「安心」をテーマにした、三井のリハウスと株式会社大京のロゴを紹介したいと思います。

◆三井のリハウス(三井不動産リアルティ株式会社)

安定感と軽やかさを併せ持つ、シャープな直線/曲線でシンプルに構成したロゴタイプは、お客さまが気軽に相談できる安心感と柔軟性を持つパートナーであることを表現。色はリハウスのテーマカラーである「レッド」を進化させ、これまでの明るいレッドから洗練された落ち着きのあるバーガンディとし、信頼感と高品質なサービスの提供を表現。

ニュースリリース(三井不動産リアルティ株式会社サイトより引用)

◆株司会者大京

「 I 」と「 K 」の上方に伸び上がるしなやかなデザイン表現は、当社グループの成長と結束力を象徴し、天(そら)に翻るフラッグのイメージを表しています。また、柔らかに包み込むようなフラッグの表現は、お客さまの暮らしと安心と満足を考え提案する、豊かな創造力をイメージしています。お客さまの「くらし」を中心に考える企業集団の意志が込められています。

経営理念(株式会社大京のサイトより引用)

繋がりをテーマにデザインされた不動産ロゴ

不動産会社は、取引先や顧客、あるいは地域やコミュニティなどと何らかの関係性を不動産を通じて構築し、それを一定期間続けながら事業を行っていくという特徴があります。例えば賃貸アパートでは貸主と借主、その仲介となる業者の関係は大事ですし、開発などにおいては、開発者と地域住民との関係は無視できないものでしょう。こういった人と人の繋がりを大切にした不動産会社は非常に多く、地域との関係性が強いところでは特に重要視されるテーマです。

また、その繋がりは人だけではなく、不動産を介して様々な事象に関係性を作るという意味合いをテーマにする不動産会社も多くあります。例えば、人と街や人と未来、街の中にある物事同士など、新しい繋がりを不動産を通して構築することを理念とした会社や企業も多く見られます。

それではここでは、その「繋がり」をテーマにした、と東急リバブル株式会社と野村不動産株式会社のロゴを紹介したいと思います。

◆東急リバブル株式会社

このLは「Live」「Life」など当社が扱う物件や生活空間などの場を表しています。二つのアルファベットをつなぐように隠れているLは「Livable」「Lead」「Link」など、当社が担うつなぐ役割を表しています。このIは「I(お客様・社員)」、「Information」「Intelligence」「Innovation」「Imagination」など当社が持っている技術・知見、社員やお客様を表しています。情報を活かし、知恵を活かし、創造し、革新を生み、東急リバブルを通じてお客様の生活を生き生きとしたものに導く。東急リバブルは人と街をつなぐ。そのことを表現したシンボルマークがこの「LIVABLE LINK」です。

ニュースリリース(東急リバブル株式会社のサイトより引用)

◆野村不動産グループ

野村不動産グループのシンボル「ユナイテッド N」は、私たちグループ社員一人ひとりがつながり、そして、お客様や社会と私たちがつながることによって、より良き明日、未来をつくりあげていきたいという、私たちの想いを象徴するデザインです。オレンジ色には「ホスピタリティ」と「挑戦心」、
紫色には「独創性」と「品格」という意味を込めています。鮮明なオレンジ色と紫色の2色構成で、野村不動産グループの未来への明確なビジョンと意志の強さを表現しています。

グループ企業理念・行動指針(野村不動産株式会社のサイトより引用)

◆株式会社オオハタ(オオハタ不動産)

今回制作したロゴは、従前のコーポレートカラーである「信用・信頼」の「濃紺」をベースに大事にしつつ、「新たな時代・先進的な取組」のエッセンスを加えていきたいという思いを込め、少し淡いトーンといたしました。
これまでもこれからも、静岡に根差した「地域密着の不動産屋さん」として皆様のお役に立ちたい、という思いから、静岡のシンボルであり「日本一」の代名詞である富士山をOHATAの中心のAにシンボライズさせております。
また、アルファベットそれぞれが静岡の街そのものを表現するとともに、弊社の取扱事業である「駐車場」「ビル・オフィス・店舗」「戸建・マンション」「土地」を想起するデザインといたしました。

コーポレートロゴ変更のお知らせ(オオハタ不動産のサイトより引用)

◆株式会社丸貞

当社は創業以来、地域に根ざした不動産サービスを追及し、地域社会と共生しながら半世紀にわたり良好な関係の構築に努めて参りました。
新たなロゴマークは、弊社の理念である地域に愛される会社を目指し、「地域の輪」や「住みやすさ」「利便性の良さ」を楕円によって表現、創業地である『溝の口』、社名のイニシャル『M』をモチーフに「地域社会に貢献する」を意味に込め、弊社の想いを表現しています。
また、アルファベットの【A】は建物のモチーフを用いており、アルファベットの最初の文字であることから、「新しい生活の始まり」また「住まい」を想起するデザインに致しました。

コーポレートロゴ変更のお知らせ(株式会社丸貞のサイトより引用)

◆クレド・アセットマネジメント株式会社

クレド・アセットマネジメントのロゴマークは3つの羽をイメージしています。それぞれの羽は①「顧客・パートナー」、②「私たちが運用する不動産で働く人々や、不動産が所在する地域社会」、そして③「私たちクレド」を意味しています。その3つが輪のようにつながり、そして共に成長していくことをイメージしています。
また、コーポレートカラーの3色はブルーが「顧客やパートナーからの信頼、信用」を、グリーンが「環境配慮や働く人々のウェルビーイング」を、そしてパープルが「クリエイティブな事業創造」を意味しています。

企業理念#2(クレド・アセットマネジメント株式会社のサイトより引用)

絆(信頼関係)をテーマにデザインされた不動産ロゴ

不動産業は顧客との信頼関係が特に重要な業種です。それがなければ取引は成立せず、事業の発展を望むことはできないでしょう。事業によっては、その関係を長く続けなければならない場合もあり、一体となって物事に取り組むには商売の枠を超えた、絆のようなものを築く必要すらあります。またこの絆は、自身の組織内にあてはめることもあります。社員の絆やグループ会社との絆など、一丸となって事業に取り組むイメージを大切にしている企業や会社もあります。

それではその「絆(信頼関係)」をテーマにした、ヒューリック株式会社と大和ハウスグループのロゴを紹介したいと思います。

◆ヒューリック株式会社

コーポレートシンボルの意味|
ヒューリックの頭文字「H」を形どったシンボルマークは、 私たちがお客さま・社会としっかりと手を結び、強い絆で繋がっている様子を表現しました。
コーポレートカラーの意味|
快適で豊かな暮らしと未来を創造する姿勢をフューチャーブルーで、 また、安心と信頼が人々にもたらす穏やかな心をジェントルブルーで 表現し、それらを組み合わせることで、ヒューリックの 企業イメージを象徴しています。

企業理念(ヒューリック株式会社のサイトより引用)

◆大和ハウスグループ

顧客との絆、大和ハウスグループの連帯感と絆が包み込む優しいハート。メビウスの輪を想起させる造形は、絶えることのないグループの行動と、無限に続く成長・発展を表しています。中心の正円はグループの原点であり、和を表します。

大和ハウスグループのシンボル(ダイワハウス工業株式会社のサイトより引用)

◆カイロスマーケティング株式会社

弊社では創業時の2011年からこれまでのロゴを使用してまいりましたが、市場の変化に適応し、企業としての方向性を象徴するためロゴの刷新を行いました。
【ロゴ変更に伴い、目指した方向性】
・自分たちらしさ
・洗練さ
・質実剛健さ
・親しみやすさ
・信頼ができ、継続的に付き合っていきたいと感じられるか

コーポレートロゴ、リニューアルのお知らせ(カイロスマーケティング株式会社のサイトより引用)

人をテーマにデザインされた不動産ロゴ

不動産はまず人ありき、ではありますが、顧客や関係者をどのようにしたいか、あるいは自身の会社がどうありたいか、どうなっていきたいかを不動産業界では理念やヴィジョンで示すことが多く見られます。不動産を通じて人に喜んでもらいたい、充実感を感じてもらいたい、安心してもらいたいなど、会社が思い描いた、対象となる人の未来像をそのまま人のモチーフでロゴにデザインしているのです。モチーフとなる人は様々なポーズをしており、そのポーズから未来像が連想できるようにしています。

それでは「人」をテーマにした、ヒューリック株式会社と大和ハウスグループのロゴを紹介したいと思います。

◆スターツコーポレーション株式会社

人が両手を上げて喜ぶ姿をモチーフにしたマークから始まるスターツのロゴ。 お客様の喜び、社員のやりがい、人ありきの企業経営こそ、当社の原点です。(中略)ロゴマークの“AR”の重なりは、STAR(スター/星=夢)とARTS(アーツ/創造=実現)。この星・地球を創造する企業でありたい。大きな夢を持ち続け実現することが、スターツ社員全員の企業ロマンです。

企業理念・コーポレートブランドロゴ(スターツコーポレーション株式会社のサイトより引用)

◆サンフロンティア不動産株式会社

〔 形 〕
エンブレムのカーブは、利他の心が地平を照らし、人類、社会に発展をもたらす様を表しています。また、枠に収まらない人の形は、独創的な解決策、成長し続ける姿を表現しています。
〔 カラー 〕
ブルーは誠実さを、ゴールドは豊かさ、品格を表しています。
〔 書体 〕
高い技術力による信頼感、先を見通す先進性、行動に移す実行力を表しています。

社名とシンボルマークの由来(サンフロンティア不動産株式会社のサイトより引用)

◆株式会社 FGH(FORCE GROUP HOLDINGS)

両手を大きく広げた人々の様子は、顧客と従業員、そして社会の多くの人々の喜びを表しており、人々全体で、星の形と、開きつつある花を形作ることで、多くの人の喜びを輝かせ、開花させるFGHの役割と決意を表明します。

コーポレートロゴ(株式会社FGHのサイトより引用)

◆平和不動産株式会社

人が空に向かってジャンプをしている動作に、企業の力強さと躍動感を表現しています。真ん中の円は「活気」と「親しみ」を表すHEIWAレッド、2つの三角形は空、水、海など人間の環境をとりまく色で、「知性」と「清らかさ」を表すHEIWAブルーで構成されています。

経営理念・企業行動憲章(平和不動産株式会社のサイトより引用)

未来をテーマにデザインされた不動産ロゴ

不動産は時代や年数によってその価値が変わるという、時間軸に影響される特徴を持っています。そのため不動産会社は顧客に対して、その時間軸から受ける影響に対してどのように対応するか、つまり常に未来を見据えている訳です。現状の状況で事業を進めたり、ひとつひとつの取引を判断するのではなく、未来を想像して行動・判断することが、企業・会社としてアピールできるポイントだと考えているということなのです。

それでは「未来」をテーマにした、MIRARTH ホールディングス株式会社とサムティ株式会社のロゴを紹介したいと思います。

◆MIRARTH ホールディングス株式会社

【コーポレートロゴのデザイン意図】
「MIRARTH」というアルファベット 7 文字をスミ文字で構成。時代の変化に色褪せない普遍性、それでいて先鋭的で未来感も備えたタイプフェースを開発。持続可能な未来に力強くまっすぐ進んでいく企業姿勢を表現しています。
【グラフィックエレメントの意味】
すべての色を包含する「レインボーライン」は、MIRARTH ホールディングスグループのシナジー効果によって湧き出る多彩なアイディア、多彩な価値、多彩な創造力を表し、持続可能な未来に向かって「MIRARTH」が挑み続ける無限のフィールドを明示しています。

ニュースリリース(MIRARTH ホールディングス株式会社)

◆サムティ株式会社

新しいロゴマークは、昨年策定したグループのスローガンである“不動産を、超えてゆけ。”をもとに、従来の発想を超えて、世界へ、未来へ羽ばたくサムティグループの姿を表現し、また、グローバル化の進展を図るべく、今後より一層の海外事業の強化にあわせて、社名表記を英語に変更しております。

トップメッセージ(サムティ株式会社のサイトより引用)

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。不動産ロゴのデザイン傾向が分かったのではないでしょうか。

また企業・会社それぞれの個性や特徴はあるでしょうけれども、このコラムで解説したことを不動産会社のロゴ作成における基本事項として押さえておけば、実際ロゴを作るようになった時きっと役に立つと思います。

皆様も世の中にアピールできる、不動産会社らしいロゴをしっかり作っていきましょう!

ロゴができるまでの過程はこちら

お問い合わせ CONTACT

ロゴ制作に関するご相談など
お気軽にお問い合わせください。

フォームからのお問い合わせ

ロゴ制作のご相談はこちら

お電話でのお問い合わせはこちら

AIによる自動応答/24時間受付

050-3177-4854