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COLUMN
クライアントさまの事業「interval studio」は、個人のお店はもとより、商店街、商業施設、大型店などすべての商店を対象に、売場や商品のあり方、売り方をクリエイトする売場づくりと商品の企画に特化した“小売業の企画・デザイン集団”として始まりました。起業なされるタイミングでお話を伺った際、事業名に込められた様々な意味がとても印象に残ったので少しご紹介させて頂きます。
「interval」は「間」です。
代表的な訳語に演劇などの舞台の“幕間”の意味があります。
演劇をご覧になられた方は多いと思いますが、観劇の際の“幕間”というものは「次はどんな展開になるだろう…といった期待感、ワクワク感」など胸を躍らせて開幕を待つものです。つまり「次はどんなクリエイティビティを発揮してくれるのだろう!」といった「私たちの創作力への期待」を感じさせる様を表しています。
また「インターバルトレーニング」のように、「インターバル」、つまり一定のポーズを設けることによって負荷の強いトレーニングの効果をより高めることが期待できることから、私たちは懸命にタスクに取り組む一方で、更なる飛躍・パワーアップを目指し、スキルを蓄えるために、学びや休息の時間を大切にするという私たちの働き方の意味も込めています。
「がんばるなニッポン」というCMが話題になりました。「がんばれニッポン」からのパラダイムシフトが、コロナ禍というきっかけで一気に進みました。
そんな時代の中で創業する私たちは、新たな小売事業の創出とともに、“新しい生活”“新しい働き方”も創出する会社でありたいと思っています。仕事も身も心も適切な「間」を大切にしたい…そういう想いを込めて事業名をinterval studioと致しました。
(※以上、事業サイトより転載)
このように様々な意味が込められた「interval」の名をどのようにロゴで表現するか。
これが今回のデザインのカギになるに違いないと心に留めつつ検討がスタートしました。
いつものようにラフスケッチを描きながら、「interval」をどのように形で表現するか検討を重ねました。
またこの事業はあくまでも“小売業の企画・デザイン集団”であることを忘れないように心掛け、「studio」の名に相応しいロゴとするために、クリエイティブな雰囲気が備わるよう注意を払いながら考えました。
ロゴをデザインする際はいつもそうですが、ロゴに込められた言葉や意味にどのように「形」を与えるかという作業が一番大変で、モチーフを用いたり、その意味を表すような図形を描いたりなど・・・。
さらに、ロゴを見た時にその意味まで辿り着きやすい(連想しやすい)よう、できるだけ身近なモチーフや図形を用いることを心掛けています。
今回もそんなことを考えながら、少しづつデザインの輪郭を定めていきました。
ご提案したロゴのデザイン案は2案。モチーフが具体的に見えやすい形でデザインしたもの(1案目)と、抽象的な図形としてデザインしたもの(2案目)です。
デザインのポイント
✓ 「[ ](カッコ)」をモチーフにしたロゴ。クリエイティブによって「空白に新たな価値や物語を創る」という意味を込めています。
✓ 空白部分は、平面(六角形)・立体(キューブ)の形を意識しており、「空間づくり」も表しております。
✓ LOGO_03のように、屋号の中に配置すると映えやすい対称性のあるシンボルマークとし、長い屋号が活きるデザインとしております。屋号の由来である「間(ま)」を、まさに屋号の「間(あいだ)」に置くというストレートな表現方法です。
デザインのポイント
✓ 「アイデアの種」と「空間」を抽象的な図形で表現したロゴ。
✓ イニシャルの「i」「s」がうっすらと感じられる形にてデザインいたしました。
✓ シンボルマークとロゴタイプにそれぞれ「●」の図形を用いることで、両者が呼応するようにしております。
おそらくこちらの方が気に入って頂けるであろうという予想はしていましたが、採用してくださったのは1案目。
未知なる期待感を、「[](カッコ)」という分かりやすくメッセージとして伝えやすい一般的なモチーフにて表現したこと、また平面・立体という、実際の業態を感じさせる「空間」をデザインに取り入れることで、シンプルに表現することができたのではないかと思います。
クライアントさまも大変気に入ってくださり、微力ながら起業のお役に立てたようで良かったと感じています。
これからのさらなるご活躍、ご発展を応援しております。
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